azao_olc’s blog

あざおOLCクラブは、ワールドワイドに活動する匿名のオリエンテーリング集団です。

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Hallo, 急に気温が下がってきて、寒すぎてサムス・アランになりました(チャージ音)ミュンヘンMIKIDAIです。全然更新しないままとうとう帰国日になってしまいました。8-9月は研究しつつ、プライベートの飛行機に乗せてもらったり,ヴェネチア行ったり、突然ユニバー応援に行ったり、山登ったり、オクトーバーフェスト行ったりしてたら終わりました。帰国日なので所感を交えつつ書こうと思います。

MIKIDAI,ユニバー来訪

ユニバーに突然行ったとか書きつつ、実はWOCも突然応援に行っていた筆者。WOC当時は代表選手の中でITK選手くらいしかまともに喋ったことなかったのですが、KMK選手やMM選手とも初めてのまともなコンタクト。その後O-RINGENにてNGYM選手らと一つ屋根の下で暮らしたり。そんな感じで今回のユニバーでは喋ったことある選手が何人かいたので、楽しくお喋りしつつ応援できました。MM選手は、突然来訪したにも関わらず、凄く楽しそうにオリエンテーリングの話などをしてくれたり、とてもありがたかった。ITK選手と「MM社会性高くていい子ですよね」と盛り上がりました。ESNGS選手は写真撮ってSlackにあげましょうと言ってくれたり、皆さん絡んでくれて本当にありがとうございました。特にこの日は快走した選手が多くて、凄い盛り上がっていました。

 

筆者は応援にも来ましたが、併設で午後からSwiss Championships が開かれていたのでそれに参加。途中からドイツ在住のSMZ選手や、ヨーロッパ在住を計画しているYGMさんもやってきて、一緒にゴツテレインを走りました。

 

テレインの感じとしては、かなり日本に近く、対応しやすかった気がします。最後の方でヤブすぎてよくわからなくなった。ただそれ以上にゴツくてしんどかったヨーロッパテレインとは。

 

その後はチューリッヒに戻り、観光して夜行バスでミュンヘンに帰宅。いい遠征でした。ただチューリッヒ物価高すぎて高杉晋作になってた。道中でオタクが突然結婚報告してたのを凄く覚えてる(おめでとう)

夜のチューリッヒ.ライトアップがいい感じ.

チューリッヒ着で電車内のトイレ行ってたら無惨にも閉められた電車の扉.

魔境オクトーバーフェスト

ミュンヘンと言ったらオクトーバーフェストってくらい有名なので行きました、4回も。ラボメンバーだったり、こっちでできた友人だったり、学会出張にきた先輩だったり。楽しかったけどもう十分です笑

 

初めはオクフェス初日に行ったのですが、人があり得んいました。久々に人混みを味わった。初日の朝はパレードをやっていて、ミュンヘンのビール会社がそれぞれ台車みたいなのに乗って街中を凱旋し、12時にそれぞれのテントに辿り着いて、ビール解禁&デュエル開始。我々も12時前にテントになんとか入れたけど、当然座れる席はありませんでした。12時になると真ん中の高台にいるオーケストラが演奏し始め、みんなでプロスト(乾杯)。我々は買えずに指を咥えていたら、立ちっぱなしの人達に売っているウェイターを捕まえてビール購入。プロストしました。

 

オクフェスのビールはデフォルトがMaß (1L)で、通常のビールが3.5%くらいなのに対し8%ほどに強くされてます。そのためアルコールにめっぽう弱い筆者は1杯でベロベロになりました。4回中2回は立ち回りに失敗し、次の日はおしまいになる始末。

 

この商売、上手くできていて、通常ビールならスーパーで0.5L1.2€くらいで買える(安い!)のに、オクフェスはなんと13+チップ。高すぎるけど、みんな酔っ払って理性がないので買ってしまう。さらにしょーもないグッズも売って回ってるので、酔っ払ってる人に買わせてさらに儲けてくる。これぞ魔境。だからミュンヘンに住むドイツ人は全然行きたがりませんでした。

 

実際、オクフェスに来ている人の多くは観光客。隣に座って色々喋った人の出身としては、タイ、イギリス、アメリカ、インド、ミュンヘン以外のドイツ。特にイギリスは多かった。でも知らない人と乾杯できたり、流れてる歌を歌ったりできたのは楽しかった。またテントの外には移動式遊園地があり、これも楽しかった、ちょい高いけど。また夜はライトアップされて綺麗でした。

オクフェス開始日.喜びのあまり大人2人が全力回転してて笑顔になった.

ディズニーみたい(鉄板の感想)

所感

せっかくなので、半年ドイツにいて思ったことを書こうと思います。

ドイツのいいところ

  1. ワークライフバランスの高さ。教授や博士学生ですらめっちゃ休む。突然1ヶ月くらいいなくなる。社会全体が休むことを凄くポジティブに捉えている。
  2. (大学都市ミュンヘンだからか)日本人というマイノリティにも優しい。日本人だということが全くマイナスにならなかった(人種差別など)
  3. 博士課程の立場の高さ。普通に大学やプロジェクトとの雇用関係があるので、給料があり、休日に使える日数等が決まっている。その分学部や修士の学生のSupervisorになったりTAをする必要があり、自分の研究以外の時間も発生する。でも日本よりも安定した立場なので、博士が多い。
  4. アウトドアのモチベーションが高い人が多い。登山、湖で泳ぐ、自転車、旅行等。
  5. 自炊が捗らざるを得ない。ドイツ料理は毎日はしんどいのと、普通にアジアスーパーで諸々手に入るので、平日夜はほぼ自炊してた。
  6. 空間に余裕がある。空が広く、道は大きい。筆者がこの世で1番嫌いな満員電車がない。

ドイツの悪いところ

  1. 郵便が全然機能しない。Amazonで頼んだら家に届かず、何故か回収所に持ち帰られて、取りに行く始末。
  2. 行政手続きが遅い。VISA申請して機関に行き手続きしてカードをもらえるまでめっちゃ時間かかる。
  3. インドア派の日本人にとってはたぶん暇。カラオケ、ゲーセン、漫画アニメゲーム等が日本よりも弱いので、休日にやることがない気がする。だからアウトドアするしかないって感じだと思う。
  4. ドイツ料理は味が単調。だいたいしょっぱいか酸っぱいか甘い。料理にスパイスを使うという文化がなかったので、味に奥行きがない。肉は美味しい。だか活かしきれていない。
  5. 冬はまだ過ごしてないけど、たぶん四季の変化が緩やか。四季が綺麗に分かれているのは日本の良いところだと思う。

感想

夏シーズンを過ごした感じ、涼しくて過ごしやすいし、生活が困難だと思ったことは全くなかったのは良かったです。ただ冬シーズンは寒いし日が短くなり、気持ちが沈むことが多いらしい。なので一概にドイツ最高とは言えませんが、今のところ良かったです。1番良かったのは、自分が日本を離れ、マイノリティの立場になったことで、人の優しさを凄く実感できたこと。文化や言語が違うと、不自由な事象が必然的に発生するので、人の助けを借りなければ解決できないことが多かった。そこで有り難さを凄く感じ、そこで生まれた人間関係は今後も大切にしたいと思えたし、自分もドイツにいるそういう人を助けようと行動できたのは本当に良かった。

 

とりあえず帰国しますが、1ヶ月後にまたドイツに戻る予定です。冬のドイツ生活がどんな感じか知りたいのと、ドイツのとある研究機関とのコラボが発生したので、そこで研究しつつ博論を仕上げて審査に備えます。クリスマスマーケットも行きたいし、オーロラも見に行きたい。やりたいことや考えてることがあるので、それが何か知りたい人は、ぜひ話しましょう。筆者も近況知りたい。

 

第一部完。個人的ソングはウルトラタワーの希望の唄。

ラボメンの一部.とてもいい人たち.筆者は翌日おしまいになっていたことは3人は知らない...

神引きした晴天登山.一緒に行ってくれた友人達に感謝.