デンマークWOCトレキャン&スウェーデン遠征⑪

おはようございます。いよいよ最終日となりました。ストックホルムにいる間はずっと天気が良くて最高です。

犬選手は早朝の便でイギリスに帰国していったので、本日はMIKIDAIと二人です。

本日は、レース前にTばなが日本に帰国するためのPCRテストを受けに行きました。24時間以内にJapanese Special formatで結果を出してくれるストックホルム市内の医院を探し出し、朝飯前の8：10に予約。諸般の事情で飛行機の出発時刻が早まり、結果が出るまで23時間とかかかると搭乗手続きができずに終了するので、その部分もチェックしようと思っていました。宿から近かったので事前に下見をしていたのですが、イースター休みで開いていませんでした。ぶっつけ本番。

テレインまでの距離とスタート時刻の兼ね合いもあり、今日は時間が大変シビアです。8:10に予約していたのですが、医院自体は8時からやっているので、少し早めに受けようと思い8時に向かいました。8時の医院の状態が以下です。

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい

メールを10度見くらいして住所が合っていることを確認し、6階建てのテナントの最上階まで往復しましたがどの扉も閉まっています。帰国の夢断たれる・・・かと思って階段でほげっていると、足音が聞こえてきました。

「いやーすまない、君が予約者？ちょっと待っててねカギを開けるから」

予約の入っていない時間帯からはわざわざ開けない。日本人も見習っていきたいです。ドクターは大変話の分かる人間で、「明日の朝の便だって？！そりゃ大変だ、イブニングには結果を送るぜ！」と言い、PCRテストを5分で済ませてくれました。結果は陰性で、しっかり日本の書式に対応したPDFも送ってくれたので神医院でした。少し早く行った俺が悪い。値段も空港で受けるよりも割安でした。（995 SEK）

本日のレース
一安心したところで今日のレースです。本日は宿のあるストックホルム中心部から電車とUberで50分ほどのところにあるBruketというところでロングレースでした。公共交通機関のアクセスが悪いので、途中の駅からUberを使うプランでしたが、犬選手が離脱して、ヨーロッパに来て初めてUberを使用するMIKIDAIが苦戦します。原因は決済関係のエラーのようでしたが、MIKIDAIの研ぎ澄まされた課題解決能力によってgot of 事なきです。何とか3分前枠に3分前に到着して正規時間でスタートすることに成功します。

結果は以下です。メンバーの結果だけ抜粋します。

Eventor - Officiell resultatlista för Järfälla OK, lång

H21 (10 250 m, 10 starting competitors)

7 Kousuke Tachibana ES kanto C 1:38:48 +27:41 9:38

Svår 3 km (2 900 m, 29 starting competitors)

6 Mikihiro Ikura ES kanto C 33:17 +6:57 11:28

スキー場を兼ねた雪の残る会場で、海沿いのテレインを半袖で駆け回るという季節感のない状態でした。ロングレースなのにコントロール位置が難しく、アタックにてこずりました。初日は同じような回しを2回やる修行コースでしたが、今日は本場のオリエンテーリングらしさを一番感じました。3日間を通して平坦気味だったのも大変良かったです。同タイミングで日本の七国峠の地図を見たのですが、ついつい「これは修行だろ・・・」と思ってしまいました。今回の遠征を通して「ちょっと速くなったのでは？」という気がするので、日本でオリエンテーリングをするのが楽しみです。
レース後
レース後はストックホルム中心部に戻るためUberを使おうとしましたが、田舎なので中々ドライバーとマッチしません。駐車場の入り口でたたずんでいると、昨日交流した香港オリエンティアが所属する地域クラブの車に乗せてくれると声をかけてくれ、彼の寮があるストックホルム大学付近まで乗せてもらいました。自分も日本で困っているオリエンティアがいたら積極的に助けてあげたいなと思います。