『日記』ファンの皆さまはバンクーバーへと誘われていることを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
それは『日記』の筆者のやや捻くれたバンクーバーへの眼差しの中から、筆者が見つけたバンクーバーでの生活の面白さや、筆者が感じている愛着といったもの感じ取とり、『日記』を通じてしか見たことのないバンクーバーの土地、都市、あるいは住んでいる人たちの生活といったものを、やはり自身の目で一度は確かめたいという欲求が喚起されたからだと思います。
同時に、筆者のその捻くれた視線そのものにも会いたいと思い、私は友人たちとともにつかの間のバンクーバーの旅へと向かいました。
『日記』はここ半年間更新はありませんでしたが、筆者は元気でした。私たちを手厚くもてなして頂き、おかげ様で本当に良い時間を過ごすことができました。心より感謝いたします。やはりというべきか、多くのことをお互いに話すことはありませんでしたが、それでも筆者の言葉の切れ端からはこれまでのこと、これからのことに対する矜持を感じましたし、共にバンクーバーを訪れた友人や私自身の葛藤も含め、お互いの現状を少なからず共有したことには大きな意味があったのではないかと思います。そして、何よりもくだらないやりとり(本当にくだらないどうしようもないやり取り)で笑っていた時間こそがこの旅の本質であり、本当に訪れてよかったと感じました。
茶番はここまでにして、この旅をハイライトで振り返ります
・M氏、一人だけ違うトランジットの航空券を取り、成田合流後、解散
・I氏、機内モニターにメッセージを送れる機能を発見し「M氏に送れるかな?笑」←送れるわけないだろ
・M氏、結局先にバンクーバー着きK氏と合流するも、「やばい早く来てくれ」「一生湘南乃風の話してる」
・K氏、飼っている猫ちゃんを溺愛する「くさいし最悪」←かわいいの裏返し
・国際免許証をとりに行く時間がなかったM氏、所得前免許返納をしたK氏、I氏とS氏のウィンカーとワイパー誤操作ごとに「ウィンカーポイント!!」←うぜえ
・旅全体を通じて、「美味しんぼ」「湘南乃風」「カネコアヤノ」と「バンクーバー」「神奈川」でポリリズムを刻み続け、ときよりトリップしたような気持ちよさを感じた
・美術館や博物館にいくと、そっち側に行くのもそう遠くはないのだ、と感じるようになった。普遍的ではなく、どうしようもなく歴史の中でしか生きることのできない私たち
・スノーリゾートとして名高いwhistler、ゴンドラで高いところまで簡単に行けるのであっという間に絶景
・山と山を結ぶゴンドラ、なんと3km支柱が無い。これに乗るだけでも来る価値あり
・whistlerは素晴らしい眺望にもかかわらず、人は少なく静かだった(私たちはうるさかった)
・whistlerからの帰り道、西日に染まる海に流れてきたいつもの、最高
・K氏「海が荒川に見えてきた」←黙れ
・高速降りたらK氏M氏「催してきた」というので公園近くに路駐、颯爽とNTを済ませ乗り込む両氏、疲労でついワイパーを動かすS氏、K氏M氏「ウィンカーポイント!!!」←マジで黙れ
・全てのこぉーーー↑とにぃーーー↑いいー↓理ィ由がほぉーしいーーーゔゔゔゔぅおおおおおおおおい↑↑↑を30回はやった (18:25~くらい)
・美味しんぼの動画は割愛させていただきます
・山も良かったけど海もよかった。バンクーバーは神奈川良いとこセットを北にもっていったみたいなところ
・日没が20時くらいで、夜に海で大人たちが気ままに過ごしているのが印象的だった
・M氏「ハチャメチャビーチだ」知らん女「なんか今日本人いたんだけど……」←すまんな
・結局、大きな水を見たり、入ったり、遊んだりすることが幸せ、水が満ちると心も満ちる
・屈指の名曲が詰まったこの旅のプレイリスト
さすらいの 道の途中で 会いたくなったら歌うよ 昔の歌を
さすらい/奥田民生