azao_olc’s blog

あざおOLCクラブは、ワールドワイドに活動する匿名のオリエンテーリング集団です。

にっき

『日記』ファンの皆さまはバンクーバーへと誘われていることを一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

 

それは『日記』の筆者のやや捻くれたバンクーバーへの眼差しの中から、筆者が見つけたバンクーバーでの生活の面白さや、筆者が感じている愛着といったもの感じ取とり、『日記』を通じてしか見たことのないバンクーバーの土地、都市、あるいは住んでいる人たちの生活といったものを、やはり自身の目で一度は確かめたいという欲求が喚起されたからだと思います。

 

同時に、筆者のその捻くれた視線そのものにも会いたいと思い、私は友人たちとともにつかの間のバンクーバーの旅へと向かいました。

 

open.spotify.com

 

『日記』はここ半年間更新はありませんでしたが、筆者は元気でした。私たちを手厚くもてなして頂き、おかげ様で本当に良い時間を過ごすことができました。心より感謝いたします。やはりというべきか、多くのことをお互いに話すことはありませんでしたが、それでも筆者の言葉の切れ端からはこれまでのこと、これからのことに対する矜持を感じましたし、共にバンクーバーを訪れた友人や私自身の葛藤も含め、お互いの現状を少なからず共有したことには大きな意味があったのではないかと思います。そして、何よりもくだらないやりとり(本当にくだらないどうしようもないやり取り)で笑っていた時間こそがこの旅の本質であり、本当に訪れてよかったと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茶番はここまでにして、この旅をハイライトで振り返ります

・M氏、一人だけ違うトランジットの航空券を取り、成田合流後、解散

・I氏、機内モニターにメッセージを送れる機能を発見し「M氏に送れるかな?笑」←送れるわけないだろ

・M氏、結局先にバンクーバー着きK氏と合流するも、「やばい早く来てくれ」「一生湘南乃風の話してる」

私も浮かれポンチ

 

 

・K氏、飼っている猫ちゃんを溺愛する「くさいし最悪」←かわいいの裏返し

ごめん名前覚えられなかった



・国際免許証をとりに行く時間がなかったM氏、所得前免許返納をしたK氏、I氏とS氏のウィンカーとワイパー誤操作ごとに「ウィンカーポイント!!」←うぜえ

・旅全体を通じて、「美味しんぼ」「湘南乃風」「カネコアヤノ」と「バンクーバー」「神奈川」でポリリズムを刻み続け、ときよりトリップしたような気持ちよさを感じた

・美術館や博物館にいくと、そっち側に行くのもそう遠くはないのだ、と感じるようになった。普遍的ではなく、どうしようもなく歴史の中でしか生きることのできない私たち

 

 

・スノーリゾートとして名高いwhistler、ゴンドラで高いところまで簡単に行けるのであっという間に絶景

 

 

 

・山と山を結ぶゴンドラ、なんと3km支柱が無い。これに乗るだけでも来る価値あり

一寸先は霧

 

無い!!

whistlerは素晴らしい眺望にもかかわらず、人は少なく静かだった(私たちはうるさかった)

whistlerからの帰り道、西日に染まる海に流れてきたいつもの、最高

open.spotify.com

 


・K氏「海が荒川に見えてきた」←黙れ

・高速降りたらK氏M氏「催してきた」というので公園近くに路駐、颯爽とNTを済ませ乗り込む両氏、疲労でついワイパーを動かすS氏、K氏M氏「ウィンカーポイント!!!」←マジで黙れ

 

 

・全てのこぉーーー↑とにぃーーー↑いいー↓理ィ由がほぉーしいーーーゔゔゔゔぅおおおおおおおおい↑↑↑を30回はやった (18:25~くらい)

youtu.be

 

美味しんぼの動画は割愛させていただきます

 

 

・山も良かったけど海もよかった。バンクーバーは神奈川良いとこセットを北にもっていったみたいなところ

 

・日没が20時くらいで、夜に海で大人たちが気ままに過ごしているのが印象的だった

・M氏「ハチャメチャビーチだ」知らん女「なんか今日本人いたんだけど……」←すまんな

・結局、大きな水を見たり、入ったり、遊んだりすることが幸せ、水が満ちると心も満ちる

 

 

 

 

 

・屈指の名曲が詰まったこの旅のプレイリスト

open.spotify.com

 

さすらいの 道の途中で 会いたくなったら歌うよ 昔の歌を

さすらい/奥田民生

danke_olc 外伝 O-Ringen 2023 Day 4, 5

Hallo, 某の某がキツすぎてキツツキになりました、ミュンヘンのMIKIDAIです。気になる方は直接聞いてください。

 

今回はO-Ringen 2023 day 4, 5になります。この2日間はÅnnと呼ばれる地区が会場になっており、Day 4はミドル、5はミドルとちょっと場所が被ったロング競技でした。

 

Day 4: Ånn Middle

とりあえず今回の地図です。

細かいミスはあるものの、コンパス維持とポスト周りの地形を意識したら割とうまくいきました。それでもキロ10に及ばす…ナビ速度と走行速度が足りないですね。でも想像したところにポストが出てくる感覚はやっぱり嬉しいですね。特にスウェーデンの森は、木の高さが日本よりも低く、Aヤブでもそれ以上に見通しが悪いので、なおさら嬉しいです。4ポとか「ここだろ」と思ってアタックしたのにほぼ直近でも見つからず、裏に隠れてたりしてました。

 

レースは気持ちよく終われたのに、この日はknswさん出国?効果もあってレース後は土砂降り。モンベルも貫通して濡れ濡れになり大変でした。

 

Day 5: Ånn Long

この日は最終日、同じテレインでロングでした。

 

この日が自分としては最もまとめられたレースでした。それでもキロ10出なかったけれど。1→2の直進でスパイクした時は脳汁出ました。一方7→8はコンパス確認怠ってた部分から少しずつ曲がって流されてしまってました。あと、並走しててクネクネ曲がって走ってて「見えてる」動きをしている人も結局ツボってたり、それに釣られて筆者もツボってたりしてました。結局信じられるのはコンパス。

割と走り続けられたのと、レース後も晴天でかなり気持ち良く終われました。最終レースを走り終えるとその年のワッペンをもらえるのですが、「来年も帰ってこいよ」と英語で言われた時は嬉しかったですね。来年は行けるかな?まだ分からん。

 

所感

世界最大のオリエンテーリング大会だけあって、ホスピタリティが凄かったです。特に今回は全体的にアクセスが悪く、テレインまでの輸送はバスや電車だったのですが、オーリンゲン用に臨時電車があったり、バスも常にフル稼働で凄かった。当然それらを誘導するために人も設置されていたり、なんならバス停からテレインまでの微妙に遠い道のりに音楽隊がいて盛り上げていたり。スタートまでの道中でも水が支給されたり、トイレまであったり。レース後にハンバーガーやナシゴレンを食べるのもルーティンになってました。規模感が為せる技なのでしょうか?

 

私は来年は行けるかどうかまだ分からないですが、来年のチラシを見てみたらオシャレな街の写真があったので、興味あれば見てみると良いと思います。交通とか宿とかはあとでどうにでもなります。

 

とりあえずO-Ringen 2023編は終了です。私は9月中旬までドイツに居れるので、残りをできるだけ楽しめればと思います。

日の入りが22時くらいで本当に明るかった。

danke_olc 外伝 O-ringen 2023 Day 2,3

 

Hallo, 後輩に「あざおOLCブログなるものがあるのだけど書く?」と恥ずかしくて聞けません。ミュンヘンのMIKIDAIです。

 

オリやってご飯作って寝る、そんな生活ですが1日はあっという間に過ぎてしまい毎日書けませんでした。ということでまとめて書いていきます。

 

Day 2: "Breath of the Wild"

Day 2はDay 1と会場は同じなのですが、山岳地帯のオープンテレインでした。

△→1にて、「え、あの遠くの山越えるの?」となったり、4→5にて、「え、あの遠くの山の裏側行くの?」となったり(結局登りをチキって鞍部ルート選択)、壮観な景色でした。しかし、このテレインはオープンで一見走りやすそうに見えますが、下草がふわふわしており、足が取られかなり走りにくかったです。6→7の道中の絶望感半端なかった。

 

この日はknswさん効果もあってか、晴天でオリ日和でしたが、1万人規模の人がラストの誘導区間を走っていたため道が沼と化し、人がたくさん埋まるわカオスな様相でした。

 

Day 3: Järpen

Day 3前にknswさんが帰ってしまったらしく、この日はレース中雨でした… この日はDay 1のような、湿地やオープンが混在したような下り貴重のテレインでした。

スーパー下手でした。コンパスの維持が保てないまま突っ込んだり、ポスト周りの地形が読みきれてなかったりしてました。ただ、このテレインの薮表記が実際と地図上で全然違ったりする部分があって困惑しました。

 

この日は住んでる街のDuvedのオリエンティアが集まってご飯を食べてたりしてました。

なんかゴミ捨てに行くだけなのにずっと見られてた。

 

danke_olc 外伝 O-ringen 2023 at Åre -Day1-

Hallo, ご無沙汰しております,ミュンヘンのMIKIDAIです.半年以上更新さぼっておりました.先日博士論文本審査が無事終了し,晴れて博士課程修了できそうです.やったぜ.なので本ブログでアイスランド編や越冬編あたりを今後更新する予定です.

 

今回はO-ringen 2023に参加するべくÅre(オーレ)というスウェーデンのクソ田舎にやってきております.一緒に行動している後輩は日本からきてこの田舎までたどり着くのに相当長旅だったでしょう...そのため日本からの参加者は去年ほどいなさそうでした.みんなSwiss O weekに流れている.審査と被って行けず.

 

オーレ着弾,Day 1レース

オーレまでは,ストックホルムから夜行電車で8時間ほど乗ってたどり着きました.後輩は寝台列車の1部屋に6個のベッドがあったのにもかかわらず,誰もいなかったので一人で悠々と使っていたそうです.筆者はというと,予約はできたものの寝台列車部分ではなく,

人口密度パ○パース

普通に座席でした.残念.しかし筆者はどこでも寝れるので睡眠は十分とることが出来ました.

 

今年のテレインは全体的にアクセスが悪く,主要駅から電車やバスで会場まで行く必要がありましたが,何とか無事付けました.

着弾.寒すぎて...

 

この日は会場がスキー場で風に常にさらされ,曇っていたので気温が10度程度でしかなく完全に晩秋の様相でした.

 

Day1のレースはこんな感じ.

Day1 Trillevallen

去年のO-ringenもそうでしたが,湿地は地面がふかふかの森,オープン付き湿地が分かりやすく使える感じでした.2→3は下の道や上の道が見えましたが,せっかく来たし真っすぐ目に行ってみたくなり,無事爆死.白い部分も木が低くて思ったより見通しが悪く,ポストの中心まで行くのが難しい感じでした.

加えて筆者は朝ごはんをたくさん食べる時間がなく,寒かったのもあり,お腹がすいて終盤登れなくなり大変でした.救護所でなんか食べるものがあるか聞いたところ,コーヒーと謎の果物をいただき,一時的に事なきを得ました.ゴール直後Kioskに直行し,ハンバーガーを購入.事なきを得ました.

食べた瞬間栄養が体にいきわたる感じ,生を実感できる

 

O-ringenでの生活

今回は日本からの参加者が少なかったこともあり,家選びに苦労しました.O-ringen斡旋宿を調べていましたが,家みたいな宿は宿泊人数が多くないと高すぎてきつい.結果見つかったものはこちら.

たぶん別荘

清潔感は十分,ベッドやシャワーキッチン等は完備で住むには十分でした.しかし残念なことに洗濯機がなく,日本からいらしていたTTMさんに相談したところ,彼のところにも洗濯機はなく,手洗いしているということ.ということで我々も湿地に埋まり泥だらけの靴下等を手洗いして事なきを得ました.その分握力が死に,文明の利器のありがたさを痛感しました.

基本は分担で自炊して生活する予定

 

danke_olc Darmstadt支部 1

Hallo, あざおOLCのMです。お久しぶりです。最近一番嬉しかったことは樋口円香さんの限定SSRを引いたことです。

今回はドイツのダルムシュタットに来ています。業務出張で4週間ほどの滞在です。執筆時点でちょうど折り返し地点に来ています。海外遠征としては自分史上最長になります。

あざおOLCクラブは、ワールドワイドに活動する匿名のオリエンテーリング集団です。

ダルムシュタット

フランクフルトから40分ほどに位置する中堅都市です。大都会というほどではありませんが、生活に困ることはなく、なかなかいい町です。スウェーデンに行ったときもスペインに行ったときも、首都クラスの大きな町かオリエンテーリング会場になるような小さな町にしか滞在したことがなかったので、こういう規模の町に来るのは初めてかもしれません。

駅まで徒歩5分、スーパーまで徒歩5分、職場まで徒歩10分、そして森まで徒歩10分という、素晴らしい環境です。宿泊費、交通費は会社持ち。弊社最高。転職活動中です。

町並みはヨーロッパらしくて美しく、散歩が捗ります。ただ、大きな町ではないので、調子に乗ってずんずん行くと唐突に虚無に突き当たることもあります。

ダルムシュタット中央駅

一億総ビール時代

夜の中心街

レーニン

ランニングシューズを3足持参してやる気満々でしたが、露骨にトレーニング量が落ちています。時差ボケが意外と抜けなかったり、海外での労働という初めての事態にそれなりに消耗していたり、というのが言い訳です。

環境としては充実しています。まず、でかくて走りやすい公園があること。それから、景色が新鮮で楽しいこと。

公園に卓球台がある。ボルの国。

ジャーマン三四郎

そして、森が近くにあることと、22時まで明るいこと。退勤後に森を走れるのには感激しました。

ホテルから走って5分でこれ

シカがもりもり出てくる道

森の中に急に現れる、ペレがサッカーしてそうなコート

走りやすい2kmくらいの周回コースも見つけました。3周してセグメント1位を獲りました。

墓地の外周。祖先への畏敬の念を感じながらキロ3分20秒で走った。

生活にはそれなりに慣れてきたので、残り2週間はもう少し強度を上げていきたいと思います。

友人との再会

高校時代の友人がドイツ滞在中のため、ケルンで再会しました。彼の研究室の同僚とともにPaintballというサバゲーみたいなものに参加しました。人見知りと英語弱者のデバフ二重がけにより、コミュニケーションがとれずに終戦という感じでした。

その後、ケルン市内を観光し、友人が住むユーリッヒという小さな町で1泊。個人的にはユーリッヒが気に入りました。外国の小さい町大好き。家はでかいし道はでかいし人は少ないし町並みはきれいだし。

ケルン大聖堂

静かな夜

ユーリッヒ猫

友人と立てた旅行計画

MIKIDAIも書いていましたが、ドイツ料理は単調です。肉!芋!という感じ。おいしいことはおいしいけど、半分くらいで飽きちゃうものが多いです。

外食は高いので、普段はスーパーでパンとかハムとかパスタとかサラダとかを買って食べています。これはこれで悪くないですが、ご飯と麺が恋しいです。

ビールはやっぱりうまい。アルコールに弱くて1,2杯しか飲めないのが残念です。こっちは知らなかったけど、アップルワインも名物らしい。「おいしいけど結構アルコール感じるね」って現地の人に言ったら、真顔で「ジュースじゃん」って言われました。

シュニッツェルという典型的ドイツ料理。これはうまかった。

未知のエナドリ。世界中どこでも同じような味がする。

お祭り

今週末、ダルムシュタットではお祭りが開催されています。複数の現地人から「週末は市内でフェスティバルが開かれているからぜひ行ってみてほしい」と繰り返し言われたので、「まあ地元の縁日みたいな感じでしょ〜」と思いつつも行ってみました。

昨日まではなかった観覧車

昨日まではなかったバイキング

大騒ぎでした。町中に絶叫マシン作ってるのやばいだろ。バイキングの後ろにあるのは博物館です。絶対に安全基準とか満たしてないと思う。

出店ももちろん大量に出ています。

とんでもなく巨大なひもくじ屋台

カリーヴルストとビール。1人で食べたのでちょっとしょっぱかった。

お祭りは誰かと一緒に行きましょう。

労働

英語、できね〜〜 という感じ。

仕事そのものは日本より楽です。18時くらいに帰る人が多いし、昼休みはクソ長いし、結構のんびりしています。昼食を食べたあとに必ずコーヒーブレイクが30分くらいあるんですが、弊社メンバーは「そろそろ働かなくていいのかな……」とそわそわし始めます。

労働モンスターの上司が先日帰国し、さらに楽になるかなと思っていたら、入れ替わりで仲間のモンスターが来訪し、帰国して元気を取り戻した上司からはメッセージが無限に飛んでくるようになり、挟み撃ちの様相を呈しております。

ストックホルムからの帰国記2022年版

飲み会でO-Ringenの話をしてこのブログの存在を思い出しました。ググってぱっと出てこないし旧あざおHPも死んでるので、もう存在を忘れられている感がある。

そういえば私が下書きにいれたまま放置していた記事があったので書き足して供養します。2022年8月5日頃の話です。

\\\\\\\\\\

 

1.ストックホルムでのPCR検査や日本行きフライトの搭乗について

帰国便搭乗2日前に予約を取っておいたストックホルム駅近好立地のPCRセンターは開店しなかった。スタッフが感染してしまって休業中だった、不便をかけて申し訳ないと後日メールがあった。

待っても開かないの情報収集して、ストックホルムにある日本書式発行実績のある他のクリニックで受けた。結果が届くのがフライトに間に合わない可能性があったが、そのときはもう空港のクリニックに行っても閉店時間

翌朝の空港カウンターで日本へ行くならPCR結果を見せろと言われる。もうすぐ結果が届く、トランジット先のアムステルダムまではEU内だし行けるはずだと言っても発券してくれない。最初の搭乗前に必須らしい。航空会社の日本支社に事情を電話して、たぶん大丈夫とか言われたが結局どうにもできず、翌日便に振り替えてもらうことに。差額9万円をカードで払う。アーランダ空港からストックホルムに戻る。

カフェで一日ノマドワークして、9万円払ったことをなるべく思い出さないようにしていた

昼頃にPCR結果がPDFでメールに届く。氏名とパスポート番号、採取方法、検査方法、採取日時、医師名とかが書いてある。これをMySOSアプリにもアップロードして登録して、しばらくして確認が通って青画面に。翌日の空港では検査結果でなくMySOSアプリを求められてスマホ青画面を見せたらそれだけで通った。思いっきり日本語だけどいいのか…ザルすぎて笑った。ネットに落ちてるスクショでもいけたんか。

 

2.遅延で乗り継ぎに失敗した場合について

スキポール空港ハイネケン屋さんとチューリップ屋さんしかない

パリだったかどっかの空港ストライキの余波でアムステルダムスキポール空港は全体的にめちゃ遅延で、結局アブダビ行きも4時間とか遅れてようやく飛んだが、アブダビでの成田行き接続に間に合わない。アブダビで飛行機降りたら成田行きの人集まって~とか仁川行きあつまれーとか言ってて行くと、24時間後の航空券とホテルのチケットをもらう。わけも分からずアラブ訛の英語を雰囲気で聞き取って、人の流れに乗り入国ゲートを抜ける。ビザ不要っぽいし荷物チェックもゆるい、というかそもそも荷物自体が飛行機の中でほぼ持ってない。アブダビには新しいターミナルもあるらしいが着いたのは古い方で導線も設備も悪い。

有名なモスクっぽい

途方に暮れてウロウロしてたらようやくホテル名の看板持った人を見つける。ホテル行きのバスあるから待てと言われる。2-3時間待ってようやく来る、日本人の子供もいてすげー退屈そうだった。建物の中はぼちぼち快適とは言え一日中気温40度以上湿度100%みたいな土地で、腹減って眠くてクタクタ、深夜2時くらいに寝床にありつけた。

アラブ首長国連邦の首都アブダビ、砂漠の国の港町。隣町のドバイまで100kmとか。案の定クソ暑い、外歩いてる人いない、飯はうまいがかなり謎の食べ物が多い、あんまりクレカ使えなくてAEDとかいう現金社会っぽい。物価は安いような、そうでもないような、よくわからん。

アブダビのホテルは屋上にプールがあった

翌日夕方頃までホテルでうだうだして、空港行きのバスあるからロビーで待ってって言われたけど結局指定時刻2時間過ぎても来ず。ロビーで誰かが問い合わせても知らぬ存ぜぬっぽい。ロビーに集まったのは30人くらい、フライトの時間が迫ってきて欧米人がブチギレだした。その場にいた日本人で結束して、流しのタクシーを拾って、たまたま現地通貨の現金持ってた人が払ったのを、日本円で割り勘するなどしてなんとか空港に到着。成田で荷物受け取ったらキャリーの脚が取れてた。

 

結局予定帰国日を3日過ぎてしまった。PCR不備で1日ストックホルム1泊、振替便の接続の悪さでアムステルダムで1泊、アブダビで1泊。いい経験になりましたねって感じです。この航空会社二度と使わん。おわり。

 

 

 

次回、香港編

九龍城





 

日記

惰性だけが継続の原動力、あざおOLCブログのお時間がやってきました。これを見てるみなさんも惰性でクリックしてるんでしょう、お見通しですよ。

 

今回は食べ物特集です。物価クソ高バンクーバー、基本は朝晩自炊で昼も極力弁当を作って(=昨晩の残りをタッパーにぶち込む)持っていく生活で、生存可能なレベルの料理はできるようになりました。一方でろくにレシピも見ずにYoutubeでちらっと見た雰囲気だけでやってるため、全く想像と違うものが出来上がったりもします。また、たまのご褒美に外に食べに行って大失敗してしまう悲しい出来事も起きます。

今回はアルバムに残っているいくつかの自炊例を振り返り、失敗したものに関してはみなさんと一緒に反省し今後に活かしていきたいと思います。

季節のビチョビチョ蒸し野菜 勝敗:敗北

なんか蒸し野菜ってイケてるよなと思い作った。サツマイモっぽいヤムポテトというやつが安売りしてたので蒸してみたら水が多い品種らしくオレンジ色の水でビチョビチョになって最悪だった。甘みも薄くて青臭いビチョビチョの何かを食ってる感じだった。

ギャルグリル野菜 勝敗:敗北

だいぶ前なので味も何も思い出せないのだがズッキーニと紫玉ねぎとイタリアンパセリを炒めてるらしい。自分の思考回路を推定すると、研究室の女子達が料理がめんどいときは野菜を適当に切ってオリーブオイルでグリルして塩かけて食べてると言ってたのを聞いてカッケーなと思いやったんだと思う。幾度となく具が多すぎて炒めものが煮物になってきた経験を踏まえると、これは終わってる煮物になる。グリルってどうやんの?

低賃金チーズベーグル 勝敗:敗北

二泊三日でオリエンテーリング行ったとき朝食を節約したくてスーパーで買ったブルーベリーベーグルに適当にチーズを乗せて食べた。夏だったし買ったチーズを車で常温で持って帰りたくなくて乗せまくった。パッサパサでほのかに甘いベーグルに冷たいチーズが微塵も合わなくて最悪だった。

怠惰サラダ 勝敗:引き分け

まな板を洗いたくなくて手の上でそっとトマトを切る人がいるらしいが、自分レベルになると包丁すら洗いたくない。顎が外れそうになった。味はトマト。

イカの限界希釈ちゃんちゃん焼き 勝敗:敗北

イケてるおかずができる予定だったが白菜から最悪な量の水が出て味噌汁になった。

ジャングル石狩鍋 勝敗:敗北

一応鮭が埋まってます。料理しているつもりが観葉植物ができていた。

殺人シナモンロール 勝敗:敗北

大学構内のカフェにて。昼食べる時間がなかったので腹減っておやつにシナモンロール食べたら甘すぎて脂汗が出た。空腹で判断を誤り、自分たちの注文をさせてもらえなかった。

かきたまドブそば 勝敗:敗北

黄色くておいしそうなかきたまそばが食べたくて作ったが、めんつゆを冷蔵庫から取り出すときに賞味期限が21年11月のとろろ昆布を見つけたので全部ぶちこんだらドブ色になって笑った。とろろ昆布が多すぎてそばつゆがゲルみたいになって焦った。味は普通だったので、勝利には負けたが内容では勝ったというべき。

爆発四散舌平目の揚げ焼きフライ 勝敗:敗北

もはや何が起きたのか分からない、完全に恐怖。卵とか小麦粉とかめんどくさかったので適当にパン粉魚にぶっかけて焼いたらパン粉のそぼろと魚になった。衝撃的だったので昔ブログに載せたかも。最悪以外の言葉が見当たらない。

ひよこ豆サイコパスベジタリアンカレー 勝敗:勝利

ひよこ豆の缶詰を買ったのでめずらしくレシピを参照してココナッツミルクやトマトペーストと煮込んでベジタリアンカレーを作った。のだが、味見をしたらパンチが足りなかったので粉末鶏ガラスープをドバドバ入れてしまった。ベジタリアンカレーじゃなくなってしまったが、勝利のためには反則も厭わない貪欲さを日本人も見習ってほしい。

 

お目汚し失礼しました。来年度はあざおOLCイタリア支部ができるようなので、更新頻度が二倍になります。2023年度もあざおOLCブログをよろしくお願いします。