おはようございます。DKK→円の計算が怖くてできません。橘です。
本日はオリエンテーリングは無く、午前はコペンハーゲン観光してご飯を食べ、午後は電車でストックホルムまで移動し、イギリスから飛行機でやってくる犬氏と合流のプランです。
胸騒ぎはここから…
泊まっていたホテル、中は良かったのですが、立地している地域の治安が悪く、朝の3時くらいまで現地の若者の騒ぎ声や駐車場でドラテクを披露する音が聞こえてあまり寝れませんでした。
そんなホテルでいつものようにシャッキリ起床すると、帰りの飛行機の旅程に変更があったので電話をするようメールが来ていました。連絡先は日本。海外SIMでEUを含むヨーロッパ圏内への通話が50分できるといえど、日本への通話はできません。そういうところだぞエクスペディア。色々調べましたが、日本から電話した方が良さそうということで日本に居るS氏に電話してもらってgot of 事なきでした。トランジット場所がヘルシンキ→ヒースローになり、トランジット時間は90分→10時間になりました。帰りの航空会社をJALにしていたのは不幸中の幸いでした。
AM : コペンハーゲン観光
気を取り直してコペンハーゲン観光です。駅のコインロッカーに大きな荷物を預けて歩きます。コペンハーゲンは歩いていける範囲の観光名所が多く、チボリ公園→クリスチャンスボー城→カールニールセン(有名レストラン)→アマリエンボー→カステレット要塞→人魚姫→自由博物館→クロンボー城と回りました。エリア内はジョギングしている人も多く、疲労が溜まっていなければjogで回っても良かったなと思いました。
ちゃんと中に入ったのは自由博物館で、第二次世界大戦付近でナチスドイツによるデンマーク侵攻に抵抗するレジスタンスにフォーカスした展示がされていました。英語での音声ガイドに合わせて展示も変わりとても良かったです。
他のエリアは無料で入れるところか、人が多すぎて時間の関係で近くを通ったという感じです。帰りに街のスーパーで電車内で食べる昼ごはんと、ストックホルムで合流する2人へのお土産にビールを買いました。
PM : ストックホルムへの移動
予め調べていた電車の時刻に合わせて観光を切り上げコペンハーゲン駅に戻り、券売機でストックホルム行きのチケットを買います。が、行き先にストックホルムがありません。それもそのはず、コペンハーゲン駅にあったのはデンマークの国鉄(DBB?)の券売機で、スウェーデン内は国境の街であるマルメまでしか買えません。そのため、その辺にいた係員らしき人を見つけて色々聞きました。
私「この電車(コペンハーゲンからストックホルムまで直通)でストックホルムまで行きたいんだけど、チケットはどこで買えますか?」
係員「その電車の席は既に全て売り切れている」
私「??!!」
係員「乗り継ぎの電車なら今調べたところまだあるようだが、ここでは買えない。なぜなら特急を運行しているのはSJ(スウェーデンのJRみたいなの)だからだ。とりあえずスウェーデンのマルメまでのチケットを買え」
私「oh… ok! とりあえずマルメに行って聞いてみるよ」
一席も空いてないなんてことがあるのか?と思いながら、自由席もあるっぽいというどこかの旅行者のブログ情報を入手し、この時点では「何とかなるっしょ」状態でマルメに行きます。
マルメまでは電車で30分程度。途中で海峡にかかるデカい橋を渡るので何とも壮大です。そんなこんなでマルメに着くと、SJの券売機を見つけました。早速行き先にストックホルムを入れて検索してみます。
本日中にストックホルムに着く電車は一席残らず予約済み。マジかよ。
しかし自由席の可能性を信じていたので、乗りたい電車が止まっているホームの係員にも尋ねます。
私「見たところ人が座っていない席もあるけど、自由席のチケットはどこで買うの?」
係員「自由席は無い。そして、この電車の予約は全て埋まっている。チケットを持っていないならこの電車には乗れないよ」
私「…(絶望)」
係員「券売機の電車は全てが載っているわけではない。調べたところ、まだ21時ごろに着く電車の席が空いてそう。券売機じゃ買えないから、駅の窓口に行け」
私「ok! Thank you so much!」
急いで言われた窓口に行きます。
私「ストックホルムまでのチケットをくださいな」
窓口の人「もう売り切れてるよ」
私「まだ21時ストックホルム着の席があるってホームの人に聞いたんだけど」
窓口の人「おけ。調べてみる」
最初から調べろよボケ と思うが、郷に入りては郷に従え。確かな情報を持っているんだぞこっちは というスタンスが大事です。
窓口「あーめんごめんご、見つかったわ。でもanimal position しか空いてないけど大丈夫だよね?」
私「animal position? 座れる席としては存在するんだよね?」
窓口「席としてはあるよ。animalがいるからちょっとうるさいのと臭うけどねw どうする?」
私「(うーん、犬とか猫とかならいいか) それでお願いします」
窓口「ok 予約するぜ。おーーーーっと、今丁度予約が埋まって席が無くなりました!fully booked. もう今日の特急は無いね」
animal positionに躊躇したその一瞬でやられました。というか最初から調べてくれてたら間に合ったじゃん。
代わりのルートを調べてくれたのですが、電車でイェーテボリに行き、その後バスの乗り換え3回を含む計5回乗り換えの末、明朝9時に到着するプランを提示されたので丁重にお断りしました。
ということで、マルメから鉄道で今日中にストックホルムにたどり着くのは不可能になりました。そうとなっては空路しかない!急いでコペンハーゲン空港に戻ります。さっき渡ったクソでか大橋をものの1時間の間に往復しました。無駄な往復で数千円を失います。途中、WEBから航空券を取ろうとしたのですが、こういう時に限って使い物になりません。
スカンジナビア航空の窓口に駆け込み、「WEBからは謎のエラーでチケットが取れないが、俺はこの便に乗りたいんだ」と説明し、何とか締め切り10分前にチケット取得完了。窓口手数料の7000円をプラスして日本円にして4万円強の激高航空券になってしまいましたが、何とかチケットは取れました。窓口でチェックインを済ませ荷物を預けます。
まだ安心できません。保安検査場に行くとイースター休みを利用した連休で旅行を予定している家族連れでごった返していました。焦っても仕方がないのですが、ここでお土産に買っていたビールを預入れ荷物に入れ忘れたことを思い出します。悪いことは重なります。Good Byeビール。さらに、Pego選手から選別にもらっていたゼリーがリュックに入っているのを完全に失念しており、手荷物の再検査になり痛恨のロスタイム。危なかったですが、何とか飛行機には乗れました。
色々踏んだり蹴ったりなわけですが、あのままanimal positionの特急を予約できていたら動物達と一緒に5時間以上過ごすことになっていたので、結果的に早くストックホルムに着くことができたと考えることにします。人間、追い込まれたら英語がままならないとか関係なくとりあえず伝えようとするので何とかなります。
ストックホルムについてからは同期の犬選手と合流し、最高のディナーと現地のパブで優勝しました。英語がちゃんとできる人が近くにいると心強いです。宿の入り口の前で立ち尽くすことでした。
明日もオリエンテーリングはなしで一日観光になります。平和な一日になりますように。