坂野です。一番長く滞在した私からストックホルムのあれこれ。
宿泊
最終日の昼過ぎに競技を終えて家に帰って掃除や荷造りなどする。鍵は郵便受けに返して、駅まで歩いてストックホルム行きの電車に乗って乗り換えて、それぞれの宿へ解散。
1泊目の宿は2日ほど前にBooking.comで取った旧市街のホテル、一度訪れた名所をみつつ石畳でキャリー引いてたら車輪が壊れた。簡単な朝食付きで1泊6000円くらい、佐藤豊田より高いのはたぶん1人部屋だから。で、20時くらいに着いたらもう宿の人とかはいなくて、鍵のあけ方や手紙の置き場所とかがメールで指示されてる(これが何歩進んで右に置いたとかでわかりにくい、下かと思ってたら上の方にあったみたいな)。で手紙の通りに個室のナンバーを入力してるのに鍵が開かない。カチャッと言って開いた感あるに開かない。なんやかんやあって優しいチリ人カップルに助けてもらって宿の人に電話したら、1時間位かかるが見に行くとのこと。ビール飲みつつ待ってたらお姉さんが来て5分で開けてくれた。電子キーの電池切れだった模様。部屋に入れたのは結局22時。マジで意味不明の異国の地でもなんとかなるもんやなあって思った。
翌日以降の3泊は安いドミトリー(相部屋)にした。中央駅の近くで立地が良く、いつでもタッチキーで出入りできるし荷物入れもあるし同室のメンバーも個人主義を貫いていて特筆すべきことは何もなくただただ快適だった。素泊まり1泊2000円ちょいというのはとても良い。朝食をつけたら+800円くらいしたのに見た目重視の少量オシャレモーニングでちょっと後悔した。
食事
外食は高いがまあ観光地だし妥当な金額だと思う。ランチ1000円~飲み物つけたりで高いと2000とか、いい感じのディナーで3000。Joe&The JuiceとかEspresso Houseなるカフェが無数にあってうまい。値段も日本とそんな変わらなくてコーヒー300円、シェイク500円くらい。北欧はだいたいコーヒー好きらしい。無料wifiがあるので休憩ついでにノマドワークなどしていた。
コンビニで500mlジュース買うと250円くらいするけどcoopを見つければ170円くらいで済む。でも空きボトルは回収機に入れると12円帰ってくる。街なかの小さいcoopじゃなければだいたいサラダバーがあって、サラダやマカロニや小さい肉などが均一料金で量り売りされていて、だいたいうまいのでよく食べた。400円くらいでそこそこいっぱい食えるがフォークは別売り(30円とか)なので注意。夏だけどみかん(オレンジではない)が必ず売ってて、甘くてうまいしジュースより安い。
ビールはラガーがほとんど。ラガー好きなので楽しい。大手から地ビールみたいなやつまで種類豊富。アルコール3.4%まではcoopでも買えるがそれ以上の5%とかほしければシステムボラゲットという酒屋に行かなければ買えない。同じ銘柄でも3種類くらい濃度があって、薄い方のビールでも酔わないけどアルコール感はあってうまいので悪くなかった。値段も日本より安くて500ml200円くらい。でも鞄にいっぱい詰めて持ち帰ったら成田の税関で酒税を払うことになったのでお土産ぶんは結局日本価格になった。
交通
ACCESSカードというのをコンビニとかキオスクで買って、24時間とかチャージすると船、バス、トラム、地下鉄が乗り放題。3回も乗れば元取れると思う。博物館の密集するユールゴーデン島はガムラスタンから船または中央駅からトラムで行ける。
電動キックボードが街中いたるところに置いてあって、アプリで認証してクレジットカードで払う。3種類くらいが競合してるっぽい。私が使ったLimeは1回100円+1分30円くらいなので10分で2kmで400円位。乗ってる人もかなりよく見る。街の中心部でも信号は少ないし、そもそもストックホルムは車が多くない。自転車専用道を通れるしボタン一つで時速20kmなのでポケモンのサイクリングロード感ある。2-3kmならほかのどんな交通機関より速くてすごい便利だし、公共交通に1乗車するより安い。キャリーバックが乗るし、2人乗りとかもよく見るくらいにはでかい。
オリエンテーリングショップ
中央駅から徒歩10分くらいで行ける好立地。日曜定休なのでこれまでは行けなかったが、絶対にO-Ringen前に来て靴を買うべきだった。靴も服もセールでかなり安くなっているものがある。半額になっていたnonameサングラスと500m青黄色テープと15cmミニフラッグ10個セットを買った。まだしばらく観光するんだと言ったらストックホルムの中心市街地ほぼ全てを含む巨大O-Mapパンフレットを貰った。アプリでオリエンテーリングできるらしい。なんでも売っていて感動した。
ちなみに日曜定休はごはん屋さんやスーパーではないと思う。熱心なキリスト教国じゃない、日本と似た無宗教っぽくて日曜日もガンガン経済活動しているのでこのショップ以外では何の不都合もない。
観光
ヴァーサ号博物館:300年前に沈んだ船を引き上げたやつ。かなり凝った戦艦だったのに設計ミスで進水後すぐ風で沈んで、偉い人が噛んでたから責任もなあなあになったっぽい。でかい船がある他に、当時の戦争や船内生活の紹介、船に施された装飾の理由とか塗料の再現研究とか、引き上げた方法とかそういう諸々の歴史。
北方民族博物館:このへんで一番立派な建物。昔の暮らし的な、昔使われていた伝統的な道具や、現代に通ずるノルディックデザインに関する展示など。
国立歴史博物館:大昔の石碑、ヴァイキングの装備、ローマ時代の貨幣、金銀財宝。ルーン文字のロマン。内容的にはデンマークと似たような感じだったが、スウェーデンつよつよ時代もあったっぽい。
ヒョートリエット:市場みたいのが広場にあって、お土産屋ごはん屋の多いホコ天が南北に連なっている。近くにはスポーツ用品店も多い気がする。
ガレリアン:でかいショッピングモール。トイレは120円だが水が飲める。
そのへんの公園とか町並みとか教会:適当に歩いてるだけで気持ちええ。北の方行くと街が立体構造してて変なところに橋とかトンネルとかあって面白い。
システムボラゲット:1駅に1店くらいある。お酒がいっぱいあってたのしい。