おはようございます。毎日10時寝8時起き、成長期の橘です。おなかが減って仕方がありません。これが合宿。
今日はトレーニング前に、明日日本に帰国するPego選手のPCR検査をしにBillund空港まで来ました。こちらに来てからは、フィンランド代表チームを除き、現地の人も含めてノーマスクなのでコロナ禍というのを忘れていましたが、2022年4月12日現在では諸外国から日本に帰国する際には72時間以内のPCR検査陰性証明書が必要です。それも、日本の書式を強く推奨されており、他の書式でやって万が一不備が判明すると飛行機にすら乗れません。文句を言いだせばキリがないのでこの辺にしておきますが、いつまでやってんだJapanとだけ言っておきます。
本日のトレーニング
本日は空港からほど近いBillundという街に来ています。
このBillundという街は世界的な玩具メーカとして有名なLEGOの本社がある地で、LEGOランド、LEGOハウス、LEGO R&Dなどが集結しており、まさにLEGO社のお膝元です。
午前はルートチョイスがふんだんに織り込まれた計時ありスプリント。
テレインの右上がLEGO Land, 左側がLEGO Houseになっていて、競技面でもLEGOを存分に味わいました。
個人としては、いくつかルートチョイスをミスった他、13で小径を現地で判別できずオーバーランをしてしまいました。また、全体的に走れない感じがありタイムは激遅です。ヨーロッパ選手に3人抜かれました。
午後はBillundから車で10分ほどの距離にあるフォレストテレイン「Frederikshåb」で計時レース。5km, 6.2km, 8.4 kmの3種類があり、5 kmコースで走る気満々でしたが、受付のおじさんに「全然ハードじゃないよ」と言われ 6.2 kmコースに変更。
スタートに着くと、コンパスの様子がおかしい。あってはならない方向を向いている。スプリントの時からあまり方向が合っていないなと思っていましたが、森でも安定しませんでした。仕方ないのでコンパスは信用せず、地形と体の向きだけでやることにしました。Pego選手曰く「持ち方にコツがある」そうですが、うまくいきません。ヨーロッパテレインに「お前にはコンパスはまだ早い。かまぼこ板からやり直せ」と言われているようでした。
序盤は比較的地形があったので何とか対応できましたが、脱出やアタックに普段ならコンパスをメインで使用していたであろうレッグでことごとくミスをしました(9→10, 12→13, 16→17)。ただ、始点を勘違いしていたのがミスの原因であった箇所もいくつか見受けられた(9→10, 16→17)ので、コンパスで方向維持できるできないはそれほど関係なさそうな気もします。きっとコンパスが正しい方向を指していてもミスをしていたでしょう。「コンパスをメインで使用する」というのがそもそも間違っているような気もしてきました。
14→15は地図上では湿地ですが、実際の現地は以下の動画のように水浸しになっていました。1:11~1:16が西側から15ぽのある島?を見た画になります。
「本場のオリエンティアはこういうのもやるのね」と、じゃぶじゃぶと渡り始めたところ、最初は足首くらいまでだった水が半分くらいのところで腰くらいの高さになり、危うく水泳選手になるところでした。買って二回目のSIACを無くさないようにするので必死でした。別コースで先にゴールしていたPego選手は「あんなん渡れん」と英断していました。流石です。
パンツまでびしょ濡れになったTachibane選手は、替えのパンツを持っていません。みんな、テレイン内に湿地がある場所でやるときは替えのパンツを忘れるなよ。
午前と午後の合間にはLEGO Houseに茶をしばきに行きました。通常の入場料は299 DKK。幼いころにLEGOに勤しんだ経験の乏しい我々には高すぎる入場料でした。代わりに30 DKKのコーヒーを飲み、無料の範囲内で行けるところを散策しました。幼いころにLEGOに勤しんだ経験の乏しい我々にはこれでも十分楽しかったです。
そしてテレインから宿への帰り道、Pego氏のスマホに連絡が
本日のレースでうまくいかずへこんでいたPego氏ですが、帰国できることが確定的になり少し持ち直しています。
Pego選手「LEGO Houseに家族で行ったら破産する」
Tachibane「スウェーデンのロングでコンパス使えないのはまずいな・・・」