メリークリスマスです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。日本の年末年始のウキウキした感じが好きだったので今年は帰れなくて残念です。
シン・エヴァンゲリオンを見ました
シン・エヴァンゲリオンを見ました。3月からインスタグラムのストーリーも一切見ずに頑張ったかいがあってネタバレされずに済みました。感想とかは特に書きませんが(書くと陳腐な感じがしてきてしまうので)、このシーンがなんだか一番心に来ました。なんで?
またロードサイドの駐車場がでかい平凡なチェーン店とかでワイワイしたいですね。
Vancouver sucks
秋冬と来てバンクーバーの本気を見ました。天気予報は毎日こんな感じです。
太陽が出るのは二週間に一回くらいで、もはやイベントに近いです。秋と冬はバンクーバー来ないほうがいいです。春夏は最高なんだがな。。
カナダの純
純ってあのまずい焼酎があると思うんですが、カナダにもめちゃくちゃまずいビールがあると友達が教えてくれました。その名もブッシュ。
実際テンションがあがるくらいのまずさでした。味があまりにもしなくて頭に終始疑問符が浮かぶような味です。友達が自慢げに「ブッシュがなんでまずいか知ってるか?これは米から出来てるんだ!(ほんまか?)これを飲めばお前もTrue Canadian Experienceができたってことだ!」と教えてくれました。
比較文化論の真似事
バンクーバーの美術館は正直大して面白くないのですが、先住民文化の展示が豊富なUBC anthropology museumは興味があればぜひ訪れる価値があります。
見どころはアメリカ・カナダ先住民族の代表的な民芸品であるトーテムポールや絵などです。
訪問するのは二回目なのですが、見学をすすめるうちに先住民芸術はやたら対称性と抽象度が高いなと思い始めました。
軽く文献を調べてみましたがこういった観点から先住民芸術の特性を議論したものは見当たりませんでした。写実主義的な芸術とは異なった神秘性に魅力を感じます。この抽象性や対称性が特有の美意識によるものなのか、あるいは手法的な制約によるものなのか(例えば版画なんかは特有の単純化があると思う)は不明ですが、後者の場合もそれ自体が民族性や文化的価値観にフィードバックする効果もありそうで面白いと思いました(ちょっと和辻哲郎っぽい)。
もう一つUBC anthropology museumの面白いところは各国の民芸品もある程度揃えているところで、カナダ先住民族と同様アニミズム的な考え方がある日本の民芸品でも同様の特徴があるのか見てみました。
あんまり物量がなかったので宗教的なバックグラウンド含めての観察ができなかったのですが(神道/仏教など)、あんまり手法的なオーバーラップは見えませんでした。考えてみると、アメリカ・カナダ先住民的な考え方だと熊や鮭自体を神的なものとして捉えるのに対して、日本では祠や地蔵に経由させて祀るみたいな発想があった気がします。ここに仏教の要素が混じり合ってくるので日本の宗教はカオスなので比較は難しいですね。
結論は特に出ませんでしたがこういった妄想を膨らますのは楽しかったです。UBC anthropology museum、おすすめです。
(後で気になって調べたらアニミズムの定義など厳密には正しくない記述があったようですが論旨には影響しないので放置します。そもそもこんな野良ブログの戯言は信用しないようにしよう!)
休日など
秋が深まった途端雨と寒さと日照不足で遊びに行く気を失ってしまいました。あまりに暇なので休日は近所のカフェで朝めしを食ったりしています。
あとは家主がしょっちゅう週末でかけて不在なので猫の世話を任されたりしてます。キャットフードやって水変えるだけでビール1ケースくれたり家賃割り引いたりしてくれるのでお得です。
12月になって雪が振り始めたのでラボの人たちとスノボに行きました。一回しかやったことなかったのでケツをしこたま打って尾てい骨のあたりに三個目の尻ができました。
この先のこと
研究がまだまだ道半ばなこともあり、あと少なくとも一年はこちらに残る予定です(忘れてるor知らない人もいるかもしれませんが、一応博士課程で研究やってます)。まだまだ世界が平常に戻るまで長くかかりそうですが、暇があったらぜひ遊びに来てください。