こんにちは。あざおOLCの親友こと橘です。
今回はジョブチェンジによる1ヶ月の時空のズレを利用してデンマークに来ています。続けられる限り、更新していこうと思います。
30時間の旅
今回行きで利用したのはタイ航空。なんとコペンハーゲンまで片道5万円という破格の値段で、他は倍近くだったためタイ航空一択だった。成田→バンコク→プーケット→コペンハーゲンの順。バンコク→コペンハーゲンでは、途中プーケットに立ち寄るので、調べる航空サイトによっては1回乗り換え、2回乗り換えが混在して表示されていた。既に不穏であるが、背に腹は変えられない。
オンラインチェックインを済ませ、バンコク行きの機内に乗り込んだ。機内には無料のWiFiサービスがあると言うが、接続しても何も更新できない。デジタルデトックスの始まりである。出発して30分ほどで機内食が出た。チキンを選択したが、結構美味しくて安心。ビールが無かったので白ワインで一杯。
席は前後左右誰もいなかった。斜め前にインド人風のおじさんが1人。機内食を食べてからは劇場版コナンを一作観て、飛行機が暗くなってからは3席を独占して横になって寝た。爆安なのに空いていて、1時間半くらい寝れた。残り2時間くらいというところで高級版ムーンライトのようなクッキーが出た。
バンコクに着くと4時間のトランジット。こんな感じでチェックを受け、トランジットエリアに入る。
ハブ空港ならではなのか、成田の何倍もあるエリアをひとしきり散歩した。どうせ機内食が出るだろうと、夜ご飯は簡単なサンドイッチを食べた(高い)。水は異常に安かった。マクドナルドはあいにく工事中。バンコクは気温が30℃以上あるので、みんな薄着だった。
そんなこんなでコペンハーゲン行きの便の搭乗時間になり乗り込んだ。成田→バンコク便よりもかなり混み合っていて、自分の3列席にも窓側には人がいた。本当にお前はコペンハーゲンに行くのか？という僧侶からバカンス帰りのような薄着のアニキとチャンネーに囲まれた。自分の隣は物静かだが誠実そうな印象の顔の濃い男だった。機内には無料のWiFiサービスがあると言うが、接続しても何も更新できない。デジタルデトックスの始まりである。離陸後30分後くらいで機内食が出ると思っていたが出ない。あれよあれよと言う間にプーケットに着いた。空腹・睡眠欲に重なり、前の赤ちゃんがギャン泣きし始めた。最悪だ。
プーケットでは9割の乗客が降りた。余りにみんなが降りる準備をするので、「コペンハーゲンに行く人も一回降りるのか？」と思ったほどだ。機内アナウンスで何か言っていたが、空腹と睡眠欲と赤ちゃんのギャン泣きで聞き取ることができなかった。
3年の社会人生活で鍛えた周りを見る力を使って、比較的厚着のおじさまが佇んでいるのを見つけた。コイツはコペンハーゲンに行く、間違いない。何せバンコクとコペンハーゲンの気温差は約30℃。バカンス気分じゃ凍死するぜ。おじさまに倣って待つことにした。次第に機内はガラガラになった。大勝利だ。サラバ、誠実そうな顔の濃い男。3列シートに横になれることが確約された。
スカスカの席で最高の睡眠を取り、トイレから戻って現在地を確認する。おおもうすぐ着きそうだ！んんんん？？？あれ、行き先がウィーンになっている…？？
見間違いではなかった。その後しばらくして着陸体制に入り、ウィーンの空港に着陸した。機内アナウンスでは、30分ほどで再出発すると言っていたが、1時間経ってもうんともすんとも連絡が無い。「俺はこの後乗り継ぎがあるんだ！何とかしろ！」とベルグマン風の髪型のイケおじが怒鳴り散らかす機内。その後さらに1時間ほどして出発した。コペンハーゲンには予定から4時間遅れで到着した。
合計30時間かけてたどり着いたわけだが、これが通常の乗客数で横になって寝れていなかったらどうなっていたことか。想像するだけで恐ろしい。
クリスとの出会いとデンマーク生活day1
コペンハーゲン空港でぺごさんとイギリス人のクリスと合流した。
クリスは今回のトレーニングキャンプにイギリスから単独で参加している猛者で、5000m14分台のPBを持つ。日本人の誰よりもスプリントが速い。拙い英語の自分にもフレンドリーに話しかけてくれるナイスガイだ。
今回の旅のお供はコイツ。ナビに地図が映らないが、それ以外は快適に進んでくれる。やっちゃえNISSAN。
コイツで本場のIKEAに移動し昼食をとる。ぺごさん曰く、「外さない味かつ値段の上振れが少ない」という。中身もレストランの感じも日本のIKEAとほぼ同じだった。
今日の目的地はトレーニング拠点のあるkoldingで、コペンハーゲンからは250kmほどの距離にある。デンマークの天気は気分屋で、移動する道中は数十分おきに晴れと雨とあられと雪を繰り返した。途中、大ベルト海峡橋という世界有数の吊り橋を通過した。
koldingに着いてからはスーパーに寄ったり軽くjogをして終了。
時差もあり、20時にはベッドに入って寝た。まだ空は明るかった。
Day2に続く。
