azao_olc’s blog

あざおOLCクラブは、ワールドワイドに活動する匿名のオリエンテーリング集団です。

O-ringen Rest Day

おはこんばんちは。日本との時差7時間、ミーティングことごとく出られず。どうもBNNです。3年ぶり2回めの参加、寄稿。

ウプサラ観光をしました。スウェーデンでは上位の大都市、ストックホルムや空港から近い。なんか古い歴史があって大学があるくらいの事前情報。

競技が始まる前日の24日にも一人で観光をしていて、ウプサラ大聖堂とウプサラ城に行きました。大聖堂は超でっかい2つの塔がある教会で、でかステンドグラス、でかパイプオルガン、町の偉人や国王様の墓所を各種搭載、いろいろと北欧地域で最大規模で超古いカテドラルだとか。すげーと思いました。城は街が一望できる高台にある、石垣や大砲が装備されたピンク色の集合住宅に見えました。他にもウプサラ出身のリンネさんという方が有名らしく、その名前の通りや庭園とかがありました。ウプサラ大学は超古い歴史あって今でも名門で、製薬とかが強いっぽいです。大学施設が街に溶け込んで散らばってるところとかが筑波っぽいなあと思いました。チャリとバスの移動が盛んな点もつくばっぽい。

ウプサラ大聖堂

で、27日の話。街の中心部の名所は見たので、ガムラ・ウプサラに行くことに。旧市街という意味のはずですが町外れで住宅地も終わるようなど田舎。小麦畑の間に原っぱがあって丘が並んでいる、看板を読むと6から7世紀の古墳郡。わかってないことが多いが、北欧神話に出てくる神々の墓や昔の王様の墓だと考えられているらしい。

そもそもガムラウプサラは12,3世紀まではこの国の中心(政治宗教経済すべて)だったらしく、キリスト教の伝来以前の北欧神話の教会や集会や儀式が行われていたとか。宗教儀式の痕跡以外にも、竪穴式住居や動物の骨、埋葬品や生贄など、発掘調査の成果が博物館にありました。その後はキリスト教化(異教として色々破壊された)が進んだり、現在の大聖堂を建ててウプサラの中心も移動、水運の利便性などからストックホルムが発展していくというこの国の歴史。

ガムラ・ウプサラ

博物館の解説はオーディン、トール、フレイという神々、イグドラシル、アースガルズという世界観が出てきて予備知識が乏しいので難しい。聞いたことはある。天国にあたるアースガルズのヴァルハラに行くには戦って死ぬしか行けないそうで、疫病や老衰による死は地獄行きだったそうです。ヴァイキング怖いわけですね。

ヴァイキング

面白いと思ったのは英語のWednesdayがオーディン、Thursdayがトール、Fridayがフレイが由来という話。スウェーデンを作ったスヴェア人は、イングランドを作ったアングロ・サクソン人と同じゲルマン系なので言葉だけでなく古代宗教が似てるとか。ローマ帝国の崩壊とゲルマン大移動、聞いたことはある。

神々が人間臭くて土着の神話があるとか、古代は帝国との交易や宗教伝来がありーの、結局今は無宗教だけど立憲君主国家というの、日本とも似てて親しみが持てますね。

誕生日おめでとう